Échec Complet

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「響け!ユーフォニアム2」 2話の感想。60点。残念な回

響け!ユーフォニアム2の2話を見たのですが、アニメ化に際して原作から改変された箇所や、カットされた台詞、シーンの演出、いずれも原作の良い部分を失う下手な回だった印象です。 

 

1話が90点くらいだとしたら、2話は60点くらい。

 

▼まさにこんな感じ・・・

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希美との会話をドラマチックに演出しすぎている。視聴者の同情を誘う演出意図が見えすぎ。そもそも希美というキャラクターについて本質的な理解が足りていないような。

原作のように、去年の顧問と上級生をボロクソに言ったほうが個人的には好きだったんですが、なんだろう・・・文句や不平不満を希美の口から吐かせたくないという思惑でもあるのでしょうか。意図が何なのか知りたい。

 

額からにじむ汗が彼女の輪郭を伝い、タイルへと落ちていく。

ひどく暑いと思った。この熱のこもった空間から逃げ出してしまいたいと、そう思った。

 

 原作にある一文ですが、この感覚がほとんど伝わってこなかったです。アニメの2話だと久美子は聞いてあげてる感の方が強い。逃げ出したくなるほどの印象を受けないです。

 

Aパートの久美子と希美の会話のシーンは、はっきり言って見せ方が下手ですし、脚本的にも工夫はないですね。後半の久美子とみぞれの会話の方が上手く演出されていたようにも感じました。

原作のような、希美の不満がはっきりあらわれるような台詞になっていれば、もうちょっとやりやすかったと思いますけど。

こういうシーン一つとってもいくらでもやりようがあるんですけどね。

下級生が上級生を差し置いてコンクールに出るのはどうなのかと久美子が問われるシーンは、原作と同じなのにアニメで全然大事にされてないですね。

 

3話も合宿の回なので現段階では確定はできませんが、3年生の幹部やパートリーダー達が夜遅くまで話し合いをしているといった、関西大会に向けての努力を感じさせるシーンが削られているのはちょっとあり得ないレベルで悪い。一瞬で済むんですが。3話にあってほしい。

 

あと、個人的に絶対に削ってほしくなかった滝先生の台詞がなかったのが残念でした。

合宿を行えるのは父兄が払った活動費のおかげで決して安くないから、それに見合うものを見に付けて欲しいというニュアンスの言葉です。

こういう些細な台詞の有無が大事なんですけどねー。

これはアニメでも言ってほしかったなあ。

 

それと、BパートにAパートのシーンの回想を入れるというとてもクドいことをやっています。

 回想といっても、以前のカットを再利用していて、新しい映像ではないんですが、これってどうなの。

うまい使い方をすれば効果的だとは思いますが。

 

合宿という大きな出来事なわけで映像的にも栄えるのが普通ですが、扱いがちょっと雑ですかね。久美子が他のこと(希美)に気を取られてるのもあるんですが、変な言い方ですが普段の部活とは違う場所、部としては普段とは違う特別な活動である合宿をしている感じがあまりしない。

このあたりは3話でどれだけ挽回できるのかが気になるところ。

 

この2話は脚本も演出もコンテも工夫があまり感じられず、良いとは思えませんでした。

2話で扱った内容的には映像的にもっと印象に残るシーンを作る余地はいくらでもあったのではないでしょうか。

 

それでも60点なのは、基本的には原作から脱線してないからです。台詞や構成が変わったりしているものの大筋は一緒。それに対する点数。

では、良かった点はどこだったかというと・・・

 

上に画像貼りましたけど「完全に死んだ魚の目をした麗奈」は原画描いた方Good Jobですね。1話でもそうですが、他の部員のリアクションが色々見られるのはアニメならではの楽しさですし、その描写があるのもナイスな判断ですね。

あとは、北宇治高校の吹奏楽部Tシャツが地味にお披露目されていたこと。(エメラルドグリーンっぽいTシャツ)

みぞれが柵の隙間から久美子の足首を突くというのを制作スタッフが思いついたこと。

そして何より、久美子、麗奈、みぞれの声優さんの芝居が良い。

作監の方やこの回の原画の方もかなり良い仕事をしてる気がします。

 

と、2話では内容そのものではなくテクニカルな面で感想を書かざるをえなくなってしまった・・・。

 

関係ないけど、エンディングテーマの「ヴィヴァーチェ

2番の後のCメロがめちゃくちゃ良かった 。フルは必聴ですね。