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Échec Complet

ゲームの話や商品レビュー、日記、雑記

アニメの本数は増えても制作会社が潰れたり制作が間に合わない理由

岡田斗司夫氏と山本寛監督のトークイベントで色々語られました。 

  

 

業界の上の方(版権会社、TV局、広告代理店)にはアニメを作る金は十分にある。

しかし制作会社にはその金があまり降りてこない。

 

原因は「製作委員会」

 

一部の企業はアニメに出資して製作委員会に入ることで利益の分配を得ている。

これは出資比率に応じ、出資比率が30%ならその分の配当を得られる。

 

しかし、もしどこかの企業あるいは外国の企業が大規模な出資をすると、その企業が出資比率ほぼ100%になり、それまで版権を獲得していたり、製作委員会の幹事にいたような企業の出資比率は小さくなってしまう。

そうなれば儲けも少なくなるし委員会内での立場も弱くなる。

製作委員会内での出資比率を高く維持したいと思っている国内企業はそれだと困る。

 

だから1つの作品にお金をかけるということをせずに、作品一本あたりの予算に上限を設けて、その代わりに作品の数を増やすというやり方をしている。

これなら製作委員会の企業はそんなに多額の出資をせずとも出資比率を高く維持することができる。

 

TVアニメの本数が増えたのはこれが原因。

お金はあるけど一極集中すると製作委員会における出資比率が小さくなってしまう企業がたくさん出てくる。本数を増やせば出資比率を維持できる。

全部の作品がヒットしなくてもいい。ヒットしなかったアニメに出資した分を、ヒットしたアニメからの利益で補うことができるというわけです。

 

一方、本数が増えたのに作品一本あたりの予算には上限が設けられてしまっている。

いわゆる「中抜き」をされてしまって制作会社に入ってくるお金は大して増えない、それどころか制作されるアニメが増えたせいで仕事量は能力の限界を超えるようになってしまっている。

だから放送に間に合わないアニメが増えてしまっている。

 

解決するには製作委員会方式の仕組みそのものを壊し、制作会社に直接ほぼ全ての予算がまわるようにする必要がある。

出資比率が下がるからという企業の"都合"にあわせてアニメの予算を決めるのは終わりにしなければならない・・・。