FF14に「パッセージオブアームズ」というスキルがあります。
ナイトが使うと味方へのダメージを減らせるアレ。
Passage of Arms
これどんな意味だろう?と機械翻訳すると「腕の通過」とか「武器の通過」とか意味不明な翻訳が出てきますよね?
パッセージという言葉は通路とか通過という意味があるのですが、ここでの使われ方は少し特殊です。
昔フランスで、街の入り口や門、道に騎士が立ちふさがり、やってきた他の騎士に勝負を挑むという騎士道的な行事があったそうです。戦争しているわけではなくあくまでゲーム。
これをフランス語で「Pas d'armes」、英語では「Passage of arms」と訳されたようで、それがそのままカナ読みでパッセージオブアームズになったと推測されます。
一応、武勲のようなものを意味する事もあるようですが、英語において当然のように使われるような言葉ではなさそうです。
したがって...
パッセージオブアームズは「パッセージ・オブ・アームズ」でしかないというのが見解です。
おそらく、 大昔に騎士が他の騎士の前に立ちふさがったように、敵の前に立ちふさがって味方を守る・・・そんな意味でこの名前をつけたのでは?
他言語版での訳され方
では他の言語ではパッセージオブアームズはどうなっているのか。
ドイツ語では「Waffengang(ヴァッフェンガング)」=「武力衝突」という全く異なる言葉に置き換わっています。守るスキルなのに衝突・・・。
韓国語版では「決意した守護者」
中国語では「武装戍衛」
となっており、意味もバラバラ。
一応スキルの効果や見た目を考慮すると、韓国語版の「決意した守護者」という訳し方はわかりやすいように思えます。
例えば「バトルリタニー」は「戦いの連祷」という意味で他の言語でもほぼ同じ意味の言葉に訳されていますが、パッセージオブアームズは複数言語の中で訳語がバラバラという事は、確定的にこれだという意味がないスキル名という事がわかります。
余談ですが、似たような「アームズレングス」というロールアクションありますが、あれは直訳だと「腕の長さ」ですが、言葉の意味としては「他を寄せ付けない」という感じになります。